王馬小吉
わたしのなかの大前提:王馬小吉は完璧主義者で自己完結型で独り善がりでかわいい
【本編裁判の王馬】
そもそも裁判が起きていること自体、王馬にとって不本意で屈辱だから、適度に楽しんでる素振りだけしてて、内心まったく興味がない。テキトーなヤジ飛ばして違うこと考えてたりしてそう
細かいことわかってないのではという考察を拝見したが、ほんとうにそうだと思う
それは能力的に暴けなかったということではなくて、そこに労力をかけることに一切の価値を見いだしていないから
現場検証はあくまで首謀者の何かを見つけるためであって、犯人のどうたらは初めから眼中にない
クロ根拠となる証拠さえあれば、あとはどうでもよさそう。トリックにも興味がない(ある程度の想定はしているだろうが)。知りたければ最原ちゃんあたりが推理すれば良いと考えている
【王馬くんと4章の話】
犯人役にゴン太を選んだのは何故か
騙しやすいという観点だとしても、ゴン太である必然性はない。アバターに身体差はない
一番犯人とは縁遠そうな人間を選ぶことで、一番犯人だと思われそうな自分へ投票を集めようとしたのか
半々、あるいは王馬優勢にすることで、メンバーの全滅を狙ったか、あるいはコロシアイの不公平を指摘しようとしたのか
後者だと考えた為にAlone in the darkが出来ました
【王馬くんと5章の話】
5章の賭けは半々だと考えてたのではないか、本当の意味で博打
だからこそ両パターンのその後の対応をしていたと思う
寄宿舎個室にいろんな証拠品があった件は、首謀者の痕跡がないか調べるためだったのではないか
特に裁判で調査が不足していたと考えられる物品を選んでいたのでは
そしてあの完璧主義者がテキトーな理由で一部だけを選択すると、わたしは思えないので、おそらくいったんすべて調べ直してると思う
そこで、特に怪しい?確保しておくべき?と感じたものだけ個室に仕舞い込んでいたのではないか
監視カメラの存在には早々に感付いていたと思うが、どうやってそれを遣り過ごしていたのか
さも意味がないように振る舞って(あるいはいずれの殺人計画に利用するとミスリードして)持ち帰ったのか
本編の王馬小吉は首謀者に間違いなく勝った、と思っている
もっと言えば、モノクマパッドにあれだけの情報しか載せられなかった時点で勝ち(もし裏で情報を取られていたら負けだが、裁判の展開を考えるにその可能性は薄い?あるいはそこまでして情報を取る必要もない、と侮られていたか)
クロも死因もプレイヤーにすら不明
毒かもしれないし、出血多量かもしれないし、圧死かもしれないし、あるいは他の何かかもしれない
それによってクロは、百田くんか春川ちゃんか自殺かもわからない
そして最高にずるいのが、プレス機の下にもしかして王馬くんはいないのではないか?とすら思わせられること
血が流れているだけで、死に顔すらわからない。ただ状況証拠が限りなく死を示しているだけ
【王馬が「総統」である話】
本編中の行動は、超高校級の総統だからの一言に尽きる、と思っている
超高校級の、ほかのどんな言葉でもなく、総統
統率する存在、支配する存在、そんなようなもの
リーダーとは少し違う
DICEの中ではリーダーぽかったかもしれないけど、それは単に集団を束ねるために必要だったからこなした役割の一部であって、本質はやっぱり総統なんじゃないかと思う
だから独り善がりだし他者の行動を計算ではかるしコントロールしようとする
自分の手の内はぜったいに見せない
他人の行動を誘発する、それができることを買われて総統の名を冠しているのではないか
王馬が世界を煽動して方向を世界平和に導いたら、実現するほどの能力なのではないか
ただ難しいのが、煽動ができるだけであって、目的自体が高尚じゃなくても頓着しないというところ
でも、DICEが殺人を禁じていたのが本当であれば、王馬はピュアなので、(あと紅鮭の反応を見る限りでは)いずれオレが世界を平和にするくらいのことを考えていたかもしれない
DICEが犯罪組織だと言っても、実際のところは色々な人を煽動して面白がってる組織、程度では
対象者は、実は困ってる人とか、何かを変えたいとおもってる人、と総統が判断した人
しかしその判断もおそらく独り善がりなので、本当にその人がそう望んでいるかまでは気にしてなさそう
あくまで自分の考える着地点まで持っていくだけ
で、作戦に必要でかつ人間に害を及ぼさなければ、世の中で犯罪行為とされてることでも手を出してしまう
倫理観的なとこで禁じられてるような犯罪(ハッキングとか)
自分ルールで動いてそう
そしてそれを、いちおう悪いことだと自覚はしているから、あえて犯罪組織を名乗っている、のかもしれない
【嘘か本当かわからない話】
人間、じぶんで本気で発言してると思ってたとしても、実はそうではないこともあるのに
本当にその発言がその人の本心かなんて、本人にだって他人にだって神様にだってわかりようがないのに
そこを、こういうふうに言うということは、少なくとも今までのじぶんの発言について「これは本当」「これは嘘」って判断しながら生きてきたということではないのか
どれだけ完璧主義で鉄壁な仮面の持ち主なのか
常に一歩ひいて、自分自身のことすら俯瞰して物事を見るようにしてたということではないか
いつからかは不明だが、それが出来なくなってきた自分にいらっとしているのでは。完璧主義者なので、自分のことすら完璧にコントロールできないことが許せないのでは
ただ、うっかり感情的になってしまったとしても、それはそれでおもしろいとは考えてそう
じぶんの反応すら、すぐさま計算に入れて総統してそう
常に筋道を微修正してそう
【他者に思考を強いる話】
向上心のないものは、ばかだ
思考停止を許さない王馬小吉
決断、判断をするという行為というのは、実は重労働で、思考をサボるとテキトーな結果になってしまう
もちろんたまたま良い結果になることもあるが、王馬小吉はおそらく、思考して得た結果でないと認めないように思う
数学で、答えが合っていても途中式を書かないと×にされるイメージ
したがって、途中式が一般的でない(独自すぎる)百田、勘の良さで答えを当ててくる赤松あたりは、あまり好印象ではないと思う
また、百田に関しては、他者に救いを与える反面、思考の強奪もしているように見えてしまうので、最高に気に入らないと思う
王馬は、選択肢が数あるなかで、自らそれを選ばせるように誘導する
「自身の選択」を重要視している、それは自分でも他人でも同じ
おそらく一番信頼できる動機が「自らそれを良いと考え、選択した」ということだと考えているから
だから王馬小吉は「自身で選択をした」となるように、外堀を埋める
あるいはそれは本当に「自身の選択」なのか?という問いは残るが(外堀を埋めているということは、なんの影響もなく選択した純粋な動機とは言えないと思うので)
純粋な動機で王馬小吉の望むことを行なったら、おそらくそれだけで気に入られるだろうな
最原ちゃんがそれをしたのかもしれない
また、上記ゆえに、王馬小吉は他者が考えて出した結論を、その結果がどうであれ軽んじないとも思っている
【感情と理性の話】
感情は制御できないものだと認識はしているが、アウトプットしないように気をつけていると思う
自分の感情にすら、行動や言動が左右されることを王馬小吉は許さない、ような気がする
したがって、感情と理論とは完全に分けて思考しているはずで、自分の好意や嫌悪とは別で、他者を認められるのではないかと思う
百田のことは嫌いだが、百田の能力や他者からの評価は認めざるを得ないので、5章でああいう選択ができたのではないか
また、入間に対しても、才能を、才能から生み出すものを性格とは別のところで認めているので、関係性を保てたのではないか
そして恋愛は「感情」の最たるものだと思うので、彼はおそらく恋愛をしない、したくないと考えている
【行動特性の話】
ふたご座A型の性格診断のようなものを拝見したが、A型の保守性、ふたご座の二面性があり、しかし本人の中では矛盾していないという
王馬は情報がないと基本的には動かないタイプ(C)だと思う。根拠、理由を重視する傾向にあるのではないか
その上で結果を求める(D)、ただしC要素も強いので、理由なき結果は認めない。逆に言えば理由さえしっかりしていれば、ある程度の結果は許容してくれるかも、しれない。王馬の譲れないところでさえなければ
しかし、人の感情や調和を、理由や結果より重視しないので、感情を理解はしても同情はあまりしなさそう。情に流されない、と言えばいいか
したがって、嫉妬や恋愛もあまりしない
これは百田も同様だと思っている